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24/12/27
ワインシェアという無料ワインサービスについて説明します!

目次
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無料でワインが飲めるワインシェアって?
今日はオッタントットが提供しているワインシェアというサービスについて説明してみます。ワインシェアは誰でも無料で1杯ワインが飲めるというサービスです。
どうして無料で提供できるのかというと、他のお客様なり誰かが、今までワインを飲んだことないけど飲んでみたいなっていう人のためにワインを買ってくださるという立て付け になります。
具体的にはお店にいただくチップがありまして、それを店頭でお客様みんなに見える形で貯めていっています。チップは100円とか500円とか1,000円とかさまざまで、本当にお気持ち次第でいくらでもかまいません。
その時その時で次に提供したいワインを決めていて、例えば12,000円のワインなら、12,000円のチップ目標が貯まったら、そのワインを提供するという仕組みで回っています。
地道にワインシェアチップを貯めることをベースに、イレギュラーとして、この活動に共感くださった方がワインを現物で送ってくださったり、目標ワインの金額満額を出してくださるようなこともあります。
このサービスを始めた当初は勢い余って赤白1本ずつ開けちゃったりしてました。でもやっぱりワインは開けると酸化しちゃうので、美味しいワインを飲んでいただくために 常時1本という形になりました。
極端な話ね、毎日来てくださったら毎日1杯ずつ無料で飲めます。来店動機になればいいと考えていますし、遠慮なく飲んでいただいてかまいません。

ワイン初心者の背中を押してあげたい
どうしてこういうことをやっているのかというと。これまでお店をやってきて思うのは、ワインは難しいとか、あんまり知らないとか、詳しくないとか、そういう理由で敬遠する方がけっこう多いなって感じるんです。
もちろん、誰でも最初は初心者なんですよね。有名なソムリエさんでも最初はゼロからで、初めて飲んだタイミングがどこかであるわけです。なので、知らないから飲まないとか、詳しくないから飲まないとか、それはちょっともったいないなって思うんです。
僕が初めてワインを飲んだのは大学生の時でした。焼肉屋でアルバイトをしていて、ワインは一応置いてあったんですけど、別に普通にその辺で売ってるようなワインから始まってましたね。
僕も学生なのでそんなにワインを進んで飲むっていうタイプではなかったですし、当時はビール飲んで、焼酎飲んで、調子に乗ったら熱かん飲んでとか、そういう感じでした。
お客様の要望もあってだんだんいいワインも置くようになってきたある時に、ボジョレーヌーボーを飲んだんです。今でも覚えてるけど、ルイジャドっていうのと、ボジョレーヴィラージュでした。ヴィラージュヌーボーはボジョレーヌーボーの中でも、ちょっとワンランク高いやつ。これを飲んだ時に、初めてワインを美味しい!って思ったんですね。
それからなんとなく、ワインって美味しいものなんだと。そのかわりけっこう高いなと。やっぱり学生とかには、1本4,000~5,000円くらいのワインはなかなか日常的には手が出なかったです。
焼肉屋の後にはピザ屋や居酒屋で働きました。居酒屋時代、家の近くにビストロバビロンっていうお店があって。ここで僕は洋食を覚えたと言っても過言ではなくて、フランス料理を食べながらワインを嗜むということを覚えました。
でも全然ね、詳しくないんですよ。出されたワインをとにかく飲むだけ。大体3,000~4,000円台ぐらいのものを飲んでました。でもワインって美味しいよな、飲みたいなって思うようになってたんですね、その頃には。
ビストロで飲んでいたワインは、実は何を飲んでたかを覚えてないです。銘柄とか産地とかは全然覚えてないんですけど、フランス料理を食べながら飲むワインっていうのがもうすごくいいなと。もちろん背伸びもしてますよね。ちょっと大人になった気分。20代の半ばとかですから。
ビストロバビロンに月1回ぐらいは行くようになって、結婚前の僕とマダムの行きつけのお店みたいになっていました。僕たちからすると、そこで初めて覚えたフレンチとワインの組み合わせがワインの原体験に近いなと思っています。
